お悔やみ

藤田まことさんが亡くなりました。

私にとっての藤田まことは「必殺仕事人」でも「はぐれ刑事純情派」でもなく、「剣客商売」の秋山小兵衛なんです。

特に時代劇ファンというわけでもないんですが(「三匹が斬る」シリーズを見てたくらい)、この剣客商売は時代劇らしいというか、画面も暗いところがきっちりと暗くて奥行きも作られていて、とても良い作品だったんです。原作が池波正太郎ってことで、劇中にでてくる食べ物を一生懸命美味しそうに撮ってたりもしてね。なんかちゃんと作ってるなあ、と。

しかもつい先日、新作の「剣客商売スペシャル 道場破り」が放映されたばかり。改めて「やっぱりいいなあ、剣客商売」と思い直して、次のスペシャルを楽しみにしていたところだったので、けっこうショックです。

これでこのシリーズがなくなっちゃうとスゴく残念だなあ。山口馬木也寺島しのぶの大治郎・三冬役もいいのになあ。

あ、明日の昼に追悼放送をやるみたいですね。時間的に微妙ですけれども。

剣客商売、続くといいなあ。