ふと気づくと

「フッと気づくとみんなこの街に飲み込まれた Pretender」 と歌ったのは佐野元春ですが、ふと気づくと今は2010年の2月も11日なわけで、その間の私はといえば 10km ほどの引越しをして、天球の運行により否応なく年齢がインクリメントされ、『寄る年波』という言葉をそこはかとなく実感している今日この頃です。先日もなんとなく腕立て伏せをしたら、翌々日に筋肉痛になり、3日過ぎても痛みが癒えず、しかたがないので上腕に湿布を貼りました。

昨年は音楽関係の物故者が多く、とどめのようにクリスマス・イブにフジファブリックのフロントマンが亡くなったりして落ち込む1年だったような気がします。今年は誰も死なない良い年になるといいなあと願っています。

良い年、といえば今年の初詣。たぶん10年振りくらいにおみくじが 『大吉』 だったんです。

えー、流れを説明しますと、まず子供のおみくじが大吉。その次に開いたヨメのおみくじも大吉というまさにハイプレッシャーな状況下。ここで私が『末吉』もしくは『小吉』など引き当てると、なんというか初春からしょんぼりな感じ。いや、しょんぼりしてくれるならばまだしも、ここ10年来実績がないものですから、「あ、やっぱりね」「ま、あなたはそうよね」「さ、帰って何か食べましょうか。そうね黒豆でも」 的に流されてしまうほうが個人的には悲しいのです。

久しぶりに神様に祈りながら(今になって考えると、おみくじをひく際に神様に祈ったほうが建設的な気がする)ぴりぴりと糊付け部分をさき、おそるおそる開いてみるとそこには あの!『末』でも『小』でもない!!10年来追い求めてきた『大』の文字が!!!

いや、神様っているんですね。幽霊や UFO もきっといるよ。オレは体の中で石を作る男。と頭の中に 真心ブラザーズの STONE が流れたのは言うまでもありません。

というわけで、今年のウチは大吉ファミリーであるので、幸せが空からどんどん降り注ぐと思います。床上浸水。

しかし子供の頃って大吉しかひいたことなかったような気がするんですが、大人になるにつれてなんだってこんなにハードルがあがったんでしょうか?もしかして私だけなんでしょうか?謎です。